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2022.03.17住まいのノウハウ

最近注目の「ナチュラルクリーニング」とは?

こんにちは、NOZAKIです♪

最近ご家庭のお掃除に、「ナチュラルクリーニング」を取り入れる方が増えてきています。
ナチュラルクリーニング」とは、一言でいうと「合成洗剤を一切使わない掃除の方法」。今世の中で販売されている洗剤のほとんどは合成洗剤ですが、自然界にある素材でお掃除することをそう呼んでいます。

洗剤メーカーは場所別、用途別に商品を提案していますが、「ナチュラルクリーニング」では、場所ごとの専用洗剤はありません。重曹、クエン酸、過炭酸ナトリウム、石けん、アルコールの5つで、家じゅうの汚れを落とすことができます。

よく洗剤のCMで、「1滴で汚れがみるみる落ちる」という言葉を耳にしますが、少量でも効果があるということはそれだけ強力な成分を使っているということです。

その点先ほどご紹介した5つは、食品添加物として使われているものや、川や海の水の中にもともと存在する成分からできているので、環境への負荷が小さく手肌に触れても安心といわれています。

家の中には、ほこりやちりなど掃除に洗剤を必要としない汚れもありますが、洗剤を必要とする汚れは、化学的には、酸性、アルカリ性、中性に分類されます。そして、酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤を、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤を組み合わせると、汚れが中和されて緩み、面白いように落ちるのです。

先ほど挙げた中では、重曹、石けん、過炭酸ナトリウムはアルカリ性、クエン酸は酸性です。

さて、汚れの種類ですが、家じゅうの汚れの8割以上は酸性です。
まず、油汚れ。キッチンのコンロや換気扇の汚れをはじめ、私たちの体から出る皮脂による汚れも酸性です。それらと組み合わせるのは、アルカリ性の洗剤。重曹<石けん<過炭酸ナトリウムの順でアルカリ度が高くなるので、汚れの程度に応じて選びます。

アルカリ性の汚れには、水あか、石けんかす、アンモニア臭、魚やたばこのにおいの4つがあります。これらの掃除には、酸性のクエン酸を使います。

中性の汚れは、かびと雑菌。かびや雑菌には、除菌効果の高いアルコールや過炭酸ナトリウムを使います。消毒薬のイメージが強いですが、除菌のほかに油を溶解する力があるので、ベトベトした油汚れにも威力を発揮します。

「ナチュラルクリーニング」と言うとその言葉から、安全・安心のイメージを抱かれる方が多いでしょう。もちろんそれもありますが、すすぎやふき取りがとても簡単ということも大きなメリットです。

洗剤の成分が肌や衣類に残れば肌への刺激になるし、食器に残っていれば、食べ物と一緒に体に取り込んでしまうことになりかねません。その点、ナチュラルクリーニングならそもそもの素材が安心なものなので、濃度にさえ気をつければ、入念にすすいだり、何度も水ぶきをする必要がありません。

掃除の時間の短縮にもなる、家事楽な嬉しい方法でもあるのです。

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