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2021.06.15基礎知識
[住まいづくりのマメ知識]室内の温度と健康の関係
こんにちは、NOZAKIです♪
今回は、断熱のしっかりした家の大切さをご理解いただくために、
室内の温度と健康の関係についてお話させていただきます。
みなさん「ヒートショック」という言葉を耳にしたことはありませんか?
「ヒートショック」とは、急激な温度差が体に及ぼす影響のこと。
急激な温度の変化によって血圧が上がり、脈拍が早くなったり心臓に負担がかかることを言います。
部屋間の温度差が高い住まいは、このヒートショックのリスクを高めてしまうことが指摘されています。
実は、家庭内事故で亡くなる方が「交通事故の約4.9倍」という事実があるのですが、
その原因のほとんどは、「ヒートショック」によるものです。
だから、室内の温度環境を整えることは身体にとってとても重要。
たとえばイギリスには、「冬季室内温度指針」というものがあり、昼間・夜間それぞれの推奨温度が示されています。
イギリスの保健省では冬の室温は21度以上にすることを推奨していますし、18℃未満では血圧上昇・循環器系疾患の恐れと記されています。
日本において2019年1月24日、国土交通省のHPに「断熱改修等による居住者の健康への影響調査 中間報告」があり、普段住んでいる家が冬、暖かく、夏は快適にすごせる室温であれば健康を維持できるということが報告されています。
家の中で体温を下げないようにするには、室温を快適な暖かさに維持しておくことが重要です。
断熱性が高ければ室内の熱が逃げにくく、暖房効率も高くなります。
また、計画的な開口部の取り方や壁や屋根だけでなく、床下や基礎部の断熱性を高めればさらに万全です。
家の断熱性能を高めておくと、少しのエネルギーで暖かさを維持でき、省エネにもなります。
省エネルギーで、冬は暖かく夏は涼しく快適な高断熱の家は、
健康のためにも重要な住まいの条件なのです。
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