IHコンロには、特徴が異なる3つのヒーターがある
こんにちは、NOZAKIです♪
最近当社で住まいを建てる方の中にも、
キッチンにIHクッキングヒーターを希望する方が増えてきました。
理由として挙げられるのは、まず安全性。
特に小さなお子様がいるご家族にとって、火を使わないことが大きな選択理由になっているようです。
そしてもう一つ挙げられるのが、掃除が楽なこと。
形の凸凹なゴトクが付いているガスコンロよりも、フラットな形のIHクッキングヒーターは、さっと拭くだけで簡単に掃除をすることができます。
さらにもう一つ挙げるなら、電気を使っているため温度調整やタイマーなど多くの便利機能があるので、使いやすいという点です。 このような理由から、IHクッキングヒーターに人気が出てきているようです。
ところでみなさん、
IHコンロとIHクッキングヒーターの違いは認識していらっしゃいますか?
簡単に言うなら、IHクッキングヒーターはIHコンロの中の一つ。
ひとことでIHコンロと言っても、コンロ部分に組み込まれているヒーターは
IHクッキングヒーターは「電磁調理器」、
その他に、ニクロム線が発熱するラジエントヒーターと電熱線が発熱するシーズヒーターもあります。
IHコンロに使われているこれらのヒーターの特徴について簡単にご説明してみます。
●IHクッキングヒーター
IHコンロの主要ヒーターで、埋め込まれたコイルから発生する磁力を利用して、調理器具を発熱させることで加熱調理をします。
鍋やフライパンから熱が発生するため、加熱までのスピードが早く、全体にむらなく火が通り、料理しやすいのが特徴です。また、コンロ自体から熱が発せられるわけではないため、袖や服に火が移るようなこともなく、安全性が高いのもメリットのひとつです。
●ラジエントヒーター
内部に埋め込まれたニクロム線が発熱し、調理器具をダイレクトに加熱するヒーターです。IHヒーターではできない「炙り」が可能なため、焼き魚のような網を置いて食材を炙る調理も楽しめます。
アルミ鍋・耐熱ガラス鍋・土鍋など、IHヒーターが使えない調理器具を使えるのが大きなメリットで、国内メーカーの3口IHコンロは、真ん中の小さいコンロにラジエントヒーターを配置している機種が多くなっています。
●シーズヒーター
電熱線が埋め込まれた金属パイプが発熱するタイプのヒーターです。身近な物ではホットプレートの加熱部分として利用されることが多く、IHコンロではグリル部分に使用されています。
加熱時に放出される熱が炭火に近いため、遠赤外線によって焼き魚やお肉がこんがり焼き上がり、おいしく仕上がります。
ヒーターについて理解しておくと、IHコンロでできる調理もわかってくると思います。
ぜひ参考にしていただいて、キッチン検討の参考にしていただければと思います。